コンテンツマーケティングの重要性〜オウンドメディアとの違いは?
2022.5.12間違われることがありますが、実は、まったく別物です。
「コンテンツマーケティングとオウンドメディアは何が違うの?」
「なんでコンテンツマーケティングが重要なの?」
「会社からオウンドメディアの立ち上げ指示を受けたけど、よくわからない」
本記事は、このような疑問を思う方にこそ、読んでいただきたい記事です。コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いと重要性、オウンドメディアの立ち上げ方法について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
目次
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いは?
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いは、
コンテンツマーケティング:手法
オウンドメディア:手段
このような違いがあります。
コンテンツマーケティングを実現するための手段の一つとして、オウンドメディアが存在すると捉えて良いでしょう。
ちょっとピンとこないですよね?
そこで、コンテンツマーケティングとオウンドメディアの意味を解説していきます。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、コンテンツを通じて読者に新しい気づきや知識を与え、行動(購買)を喚起させるマーケティング手法です。
読者は何かしらの悩みや課題を抱えており、解決させるために検索を実施。ネット上であなたのホームページやネットショップを訪れます。
ホームページにあるコンテンツを通じて、読者に新しい気づきや知識を与え、課題解決につなげること。
この一連の流れが、コンテンツマーケティングです。
たとえば、お中元の商品を探している場合、
- お中元はいつまでに送るのが常識?
- のしは必要?
- のしは蝶結びで良い?
- 上司に贈るなら何がおすすめ?
このようなわからないことを解決させるために、検索を行います。
検索結果で出てきたサイトで、お中元についての解説があった場合、どのように思うでしょうか?
- お中元は東日本なら7月初旬〜7月中旬
- のしはお中元や暑中見舞い
- のしは何度あっても良いお祝い事なので蝶結び
- 上司に贈るなら、上司の家族が喜ぶものを考えて贈るのがおすすめ
思わず読み進んでしまいますよね。
読者が探していた課題が、コンテンツを通じて解決されたからです。
その上で、上司におすすめの商品が紹介されていたら、検討しますよね。読者とお店の信頼関係ができたからこそ、購入を検討されたと言えるでしょう。
コンテンツマーケティングは、読者の課題を解決するために気づきや知識を与え、解決の一助として、商品やサービスの購入を提案する手法なのです。
オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、自社が所有し運営しているメディアのことです。コンテンツマーケティングを実現するための1つの手段となります。
オウンドメディアは、自社を知らないユーザー向けに発信するコンテンツです。お客様に理解を深めてもらうための手段となります。
なお、オウンドメディアはトリプルメディアの1つとして、用いられる場合があります。
トリプルメディアとは、
- オウンドメディア
- ペイドメディア
- アーンドメディア
これら3つのメディアで構成されています。
ペイドメディアとは
ペイドメディアとは、企業がお金を支払って出稿するメディアのことでWeb広告や新聞、テレビや雑誌など純広告とも呼ばれます。
アーンドメディアとは
アーンドメディアとは、ユーザーが情報発信できるメディアのことです。InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを指します。
アーン(earn)とは獲得するという意味です。
ユーザーから発信される口コミ情報や評判などを獲得し、広げていくメディア活動をアーンドメディアと呼んでいます。
コンテンツマーケティングが重要な理由
コンテンツマーケティングが重要な理由は、潜在顧客へのアプローチが可能となるからです。
会社の売上や利益を向上させるには、常に新規顧客である潜在顧客の獲得が求められます。
潜在顧客とは、自社の存在を認知しておらず、商品・サービスについて興味・関心を持たない顧客のことです。
会社が潜在顧客が抱える課題や不安を解決できるコンテンツを提供し、潜在顧客の課題を解消させます。その過程で、商品やサービスを利用する方が、自分の課題解決につながると認知してもらうと良いでしょう。
その結果、潜在顧客を見込み顧客化できるため、コンテンツマーケティングが重要なのです。
なお、潜在顧客へのアプローチ方法について、こちらの記事で詳しく解説をしています。
ぜひご覧ください。
コンテンツマーケティングにおけるオウンドメディアの立ち上げ方
ここからは、コンテンツマーケティングにおけるオウンドメディアの立ち上げ方について解説していきます。
立ち上げ方は次の3つのステップです。
- ペルソナの決定
- カスタマージャーニーの作成
- メディアの作成
順番に見ていきましょう。
1. ペルソナの決定
ペルソナとは、自社の商品やサービスを利用するユーザーのことです。オウンドメディアを見るペルソナを設定します。
なお、ペルソナに似ている言葉で「ターゲット」がありますが、異なる意味です。
ターゲットよりもデータに基づき、年齢層や興味関心などを詳細に描いたユーザーがペルソナとなります。
ペルソナの構成要素として、
- 年齢
- 性別
- 住所
- 職業と年収
- 価値観やライフスタイル
このように、年齢などの定量的なデータに加え、価値観やライフスタイルや趣味など定性的なデータも考慮します。
ペルソナはあくまでも実際のデータに基づいて設定すると良いでしょう。自社の商品やサービスを利用してほしい顧客の理想像を設定しないのがポイントです。
理由は、実際に購入する顧客とのズレを生じさせないためです。
2. カスタマージャーニーの作成
カスタマージャーニーとは、ペルソナであるお客様が商品と接点をもち、購買に至るプロセスの全体像を可視化したものです。
お客様は、商品を認知してから興味関心を示し、情報収集や比較検討を通じて購買に至ります。
お客様の感情や必要とする情報が遷移するため、企業はオウンドメディアによって都度最適なアプローチ方法をとる必要があります。
3. メディアの作成
実際にオウンドメディアを作成します。
ペルソナ設定とカスタマージャーニーの作成により、お客様の特性や認知〜購買に到るまでのプロセスを把握しました。
その上で、お客様にあったアプローチを実施するために、オウンドメディアを作成していきます。
オウンドメディアは、
- ホームページやブログ
- メールマガジン(シナリオメール)
- ホワイトペーパー
- FacebookやYouTubeなどのSNS
- 会社概要を記載したカタログ
このように多岐にわたります。
たとえば、まずはお客様に自社を認知していただくために、ホームページやカタログの作成に注力します。
お客様が自社にたどり着く検索キーワードを調査し、どのような課題や興味を持ったお客様がいるのかを把握します。
次に、お客様の課題を解決すべく、ホームページやカタログのコンテンツを充実させます。
次に、お客様にとって役立つ情報を定期的に配信するために、メールマーケティングのコンテンツを作成します。
シナリオを作成し、MAツールと連携させることで、自動配信も可能です。
メールマーケティングについてはこちらの記事で解説しています。
最後に、メールを何通か配信する中で、セールスをかけます。お客様の課題解決をさせる手段として、自社商品を案内すると良いでしょう。
カスタマージャーニーを元に、お客様がどのように行動するのか全体像を把握し、その上で、適切なオウンドメディアを選定し作り込むと良いでしょう。
まとめ
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いは、手段と手法の違いでした。そして、潜在顧客を見込み顧客化するために、コンテンツマーケティングが重要であると解説しました。
また、オウンドメディアとは、自分が所有・運営するメディアです。そして、自社の商品やサービスを知らないユーザー向けに構築するメディアであるとお伝えしました。
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いを理解し、お客様にとって必要なコンテンツを継続的に発信していきましょう。